| episode 24…「SOHOの良いとこ・悪いとこ」 2012.3.3（Sat.） |
 インフルエンザ。
A型の波には乗らず、回避できたと安堵していたら、甘かった。
下の子ががっつりB型の波にのまれてしまいました。。。
…さあ4，5日の自宅軟禁生活。
多くのパートタイムのママ友は、この事態をもっとも恐れています。
突然のシフト変更は、職場から一番嫌がられるので。
何とか同僚に頼みこんで穴をふさいでもらいます。
すると「お互い様」精神でこの逆の状況も頻発、断ると人間関係もややこしいことに…。
その末、どうにも居られなくなって辞めてしまう…などという悩みも珍しくなく。
自宅勤務が基本の私などはうらやましいと言われます。
確かに。
熱にうなされる子をさすりながら、お粥を作りながら、体温を計りながら、小刻みに作業できます。
自分が寝込むのでなければ、基本、こんな状況でも仕事可能。
通勤時間ゼロ、すっぴんで部屋着。これはSOHOの最大の利点でしょう。
ほんに、ありがたいことです。
でもまあ、苦悩もあります。。
正直、こういう状況では思うようには仕事は捗りません。
それでなくてもダラダラしてしまう性格。加えて世話を焼く対象があればなおさら。
「結局何しとったんや？アタシ」で、気づけば夕方、おさんどんワークへ。
そしていつものごとく深夜にゴソゴソ…PCカチャカチャ。
タイムカードがないというのは、そういうことです。
ああいつもの恐怖がまた。
この目に見えぬ呪縛感。24時間のしかかる重圧。on・offのなさ。
捗らない中、仕事以外の何をしていても後ろめたい。これ、これなのです。
タイムカードを押して一歩帰路につくと押し寄せるあの解放感。
シフトの入ってない日は、スカッと晴れやかに遊んだり趣味に没頭したり。
あれがないのですよ。
一体どちらが良いのかなーと結論のない思いを巡らせながら、また今日が過ぎます。
あ、もちろん、自分に厳しく時間管理できる人はこの限りではありません。
私も日々、そんなSOHOワーカーを目指しているのです。一応本気で。
ボスは、そこらへんの心のヒダを全て見抜いているようです。
どうか堪忍袋の緒は切らないで下さい。
いつもすみません。。。とほほ。
 |
| episode 23…「モンブランさん」 2012.2.20（Mon.） |
 増やん、増もっちゃん、マメ男、ビーンズ君…
多くの異名を持つボスであります。
皆様に愛されているアカシでしょうか。
数ある愛称の中、ウチの娘らは母のボスを「モンブランさん」と呼びます。
それはなぜか。
何年も前の話。
初めて小さな営業の話をまとめることができたワタクシ。
その帰りにボスと喫茶店ミーティングをしました。
「まあ、祝おうや」ということで、ケーキセットをゴチになることに。
「やりぃ！」と喜び、メニューのケーキ写真をガン見し始めるワタクシ。
そしてウエイトレスさんが早々とやって来ました。
まだ選びきれない私を尻目に「ぼく、モンブラーン！」と言い放つボス。
そう、晩ご飯何がいい？と聞かれた子供が「エビフラーイ！」と迷いもなく答えるように。
おかしすぎて自分が何を頼んだのか覚えてません。。。
あの天真爛漫さが忘れられず、その晩子らに語ってしまったのです。
昼間のエピソード。
…以来、会って話すこともないおじさんを「モンブランさん」と呼ぶのです。
まあ、すっかり甘いもん好きのレッテルを貼られたモンブランさんは、
以来、アシスタントの子らにお手製バレンタインチョコをもらうことになります。
が、今年は渡す機会もないままバレンタインデーは過ぎました。
そんな今週末、母の手を一切借りず自分たちの手で焼いたのが、とんでもなく芸術的造形のクッキー群。
そして、今週珍しく母がモンブランさんに会うことを知った彼女らは、
すかさずこれらを小分けしてラッピングしてくれました。
一応衛生面だけは気を配りましたんで。
もろてくれはりますか、モンブランさん。
|
| episode 22…「なにはともあれ。」 2012.2.10（Fri.） |
 ピリッと小粒の山椒企業、あるっくじゃぱん。
当社は、ボスが駐在する本社機能のみになり、
早5ヶ月が経とうとしています。
アシスタントはと言えば、在宅業務、いわゆるSOHOにて健在です。
北浜OLでなくなったことは、微妙に寂しいことであります。
myデスクに色んなお菓子を潜ませて過ごしたオフィスワーク。。。
我が家にはあんな夢のような専有面積はありませんから。
とはいえ。
「PCとコーヒーがあればそこがオフィス。」
サイト開設来、この基本理念はゆるがないのです。
Anytime , anywhere あるっくじゃぱんなわけです。
SOHO。
すっぴん・部屋着、干した布団を裏返したりしながら仕事できることは、ありがたいことであり、困ったこと。
電車で今どきの人々を眺めるチャンスをなくし、自分磨きのチャンスも激減しているのが現状。
気がつけばお茶（＋お茶菓子）休憩ばかり。
やばい…マジでやばいアラフォーアシスタントです。
いやいやそういうことではなく。
ボスが何やら悶々と、ガスがたまった状態の様で。。。
思えば、少々の愚痴とあれこれと湧き出て止まぬアイデアを取りとめもなく聞いていた北浜営業所時代。
「おとといなー、○○が××して、△△で◎◎なってな…。あ、そや、これどう思う！」
「へ？なんです？ へー、ほー、まじすか！ あー、それよろしねー」
この取りとめもないやりとりが、けっこうなガス抜きになっていた様で。
これこそがアシスタントの最大の仕事だったのかもしれません。
なんてことのないナマの会話が、ちょうどいいビタミン剤というところでしょうか。
この頃は。
メール・電話以外の膝をつき合わせた打ち合わせは、月に一回あるかないか。
（なんたって多忙を極め、あちこち飛び回っていますから）
というわけで。
アシスタントより頻繁にボスのリアル周辺にいらっしゃる方々、
どうぞ広〜いお心で「○○が××して、△△で◎◎なって…」に耳を傾けてやっては頂けませんか。
きっと2度や3度では済まないボスの「ありがとう」が返ってくると思います。
|
